超幻日記

素粒子、量子論、宇宙論のことを辺境にいる一人の視点から改めて眺めてみます。単なる勉強帳になるかも。。

ヒルベルト空間の演算子

ヒルベルト空間Hの演算子Aは 定義域をD(A) 、値域をR(A)として φ = A ψ

φ ∈ R(A) ψ ∈ D(A)

と書く。

演算子が物理量であるとき 内積 <ψ, Aψ>は実数である必要がある。

演算子がエルミートであるとは <φ, Aψ> = <Aφ, ψ> が成立することである。

演算子がエルミートであることと内積 <ψ, Aψ>が実数であることは関係する。

実際、エルミートであれば <ψ, Aψ> = <Aψ, ψ>であり、 <ψ, Aψ>^* = <Aψ, ψ> = <ψ, Aψ> となるので、エルミートであれば実数である。